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ロボコネクトSotaによる、酒造会社様におけるIoTサービス開発

ロボコネクトSotaによる、酒造会社様におけるIoTサービス開発

概要

私たちANKH Systemsが、2018年より取り組んでいる、NTT東日本「ロボコネクト」は、
ロボット型の通信端末(コミュニケーションロボット)向けのクラウド型ロボットプラットフォームサービスです。
この「ロボコネクト」を使ったIoTサービスの開発に携わりました。
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良質な水で有名な佐渡・真野町に本社を構える、尾畑酒造株式会社(おばたしゅぞう)様は、
代表銘柄「真野鶴」を始めとする、日本酒の製造を行う企業様です。

尾畑酒造様の日本酒は、日本最高峰の全国新酒鑑評会における「金賞」や、イギリス・ロンドンで開催されたIWCでの「ゴールドメダル」を複数回受賞されるなど、国内外から高い評価を受けておられます。

この尾畑酒造様が、2014年から取り組まれている新たな取り組みに、私たちANKH SystemsもNTT東日本様と共に携わることになりました。

ミッション

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小佐渡から能登半島の方の海を見渡せるような小高い山の上にある、廃校となった小学校。
ここに、2014年、尾畑酒造様は新たな命を吹き込まれ、もろみの仕込み蔵として、そして日本酒の基礎知識を学べる場として、「学校蔵」を立ち上げられました。

2017年、発酵管理の簡素化が図られ、センサーシステムが導入されたのですが、
その助手として「モロミ君」こと「Sota」が勤め始めました。
そして2018年、NTT東日本「ロボコネクト」を利用したアプリの開発を私たちが担当し、
そのセンサーシステムを使ったアプリとして完成させました。


目的はインターネット経由でセンサーデータにアクセスできるようにすることでした。
そして、Sotaを通して、その各種データを発話させることにありました。

ソリューション

モロミ君と連携できるiPadアプリ(開発言語:Swift)として開発しました。
仕事中でも手を止めてアプリの画面を見なくて済むように、大切な報告を「モロミ君」が行います。

センサーデータはNTT東日本様「フレッツ・あずけ~る」というクラウドサービス上に、CSVファイルとして保存されていくので、アプリからはそのデータの中から必要なデータだけ抽出し、インターネット経由で取得して利用しています。
つまり、サーバーまたは社内のインターネット接続になるべく負担をかけないようにすることを心がけました。
また、UI/UX面でも「マニュアルなしで直感的に使える」ことを目指し、簡潔かつ分かりやすいデザインを目指しました。

このアプリは様々な用途でご利用いただくことが想定されています。
通常の酒造の工程の一環として、「発酵過程管理」としても使われるそうですが、多くの見学者が訪れる「学校蔵」ならではの使い方として、Sotaが説明を行うこともできるようになっています。
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ポイント


・ どこでも簡単に発酵蔵の状況がつかめます。
・ 定期的に現在のセンサーデータをSotaが報告してくれます。
・ 麹室、仕込室の温度・湿度・照度やもろみ自体において異常が発生したとき、Sotaが素早くそれを告げ知らせてくれます。
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言葉では言い表せないような素敵なロケーションで、
先進的な取り組みをされている尾畑酒造様のプロジェクトの一端を担うことができ、
私たちANKH Systemsにとっても貴重な経験になりました。

私たちは、2015年のソフトバンク社「Pepper」用アプリの開発を皮切りに、
SHARP社「ROBOHON(ロボホン)」、ヴィストン社「Sota」など多種多様なコミュニケーションロボット用アプリの開発に触れ、経験を重ねてきました。
今後も、この経験を生かし、お客のビジネスに役立つ、ロボットアプリ開発やIoTプロダクトの開発をご提供していきます。

「ロボットを使ってこんなことってできる?」という気軽な問い合わせも大歓迎です。

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